歩夢くん🏂ｲｲﾈ!👏②
北京冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手（24）＝ＴＯＫＩＯインカラミ、新潟県村上市出身＝が5日、幼少期から約10年間ホームゲレンデとしていた小国町の横根スキー場で、小中学生への指導やトークセッションを行った。「横根での思い出は伝えきれないほどいっぱいある。ここがなかったら、今がなかったかな」と感謝を語り、後に続く選手たちに手ほどきした。
子どもの夢を育むことなどを目的とした企業イベントの一環で、県内外から小中学生17人が参加した。平野選手は、持ち味の高さのあるジャンプやダイナミックな滑りを披露した。子どもたちに直接指導するのは初めてとしたが、一緒に滑る場面もあり、アドバイスしたり笑顔でハイタッチしたりした。高く跳び上がるコツを聞かれると、「どれだけラインがずれないで踏み込むか」と答え、上達を後押ししていた。
トークセッションでは、平野選手が幼少期の思い出や夢を語った。金メダル獲得は小さい頃からの夢だったとし「何回も自信をなくすことがあったが諦めずにやってきて良かった」と、粘り強く物事に取り組む大切さを説いた。4～15歳ごろに通った同スキー場については「年1回でも遊びに来て、子どもたちに教えられたら」と、思い入れを込めて語った。
参加した小国中1年五十嵐祐太さん（13）は、金メダリストの実力の一端を目の当たりにし「平野選手のジャンプは迫力があった」と大きな刺激を受けた様子。「練習を頑張って、同じように世界を飛び回るプロスノーボーダーになりたい」と目を輝かせていた。
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