美登里の看護師日記 【9】
看護師経験の中での
あんなこと、こんなことを
綴っていくシリーズの
第9回目のテーマは
【病状説明】
「厳しい状況です」
患者様が生死にかかわる状況になると
医師がご家族にお伝えする言葉
その言葉を聞いた時の
ご家族の反応は様々です
それを見た時
患者様のこれまでの人生や
ご家族とのかかわりに
思いを馳せることがあります
愛されたんだな
ご家族に迷惑をかけたんだな
など
新人で配属になった
救命救急センターでは
重症度が高く
緊急搬送される方が殆どのため
ご家族にとって気持ちの整理が
つかない状況で
医師に伝えられる場合があります
それは高齢の男性患者様
緊急搬送されて間もない日に
医師から息子さんに
伝えられました
「厳しい状況です」
すると60代くらいの長男さん
「お願いします！
あと1週間もたせてください！
遺産相続の話がまとまらないんです！」
看護師人生
様々な人と出会い
多くのことを学ばせて
いただきました
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コメント
コメント ( 9 )
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美登里さん
この患者さんのご家族の言葉
痛いですね
今、それか〜
患者さんのそばで話していたら、絶対に聞こえています。
おそらくその言葉で、生きる気力が尽きてしまうと思います。生きる気力を失くす言葉ですね。
ステージ４
の宣告を受けた時、一人で受けました
「ステージはいくつですか」
「ステージフォー４です」
紙に書かれた病状と、スクリーンに映された画像を見ながらの説明でした。
その時救いだったことは、いま思うと主治医の先生が淡々と話してくれたことだと思います。
そして、その場に母がいなかった事かなと思います。
家族の心は、病人に対する愛から揺れ動くからだと感じました。
退院後、実家の母に会いに行ったと時、本当にやつれていました。
「あっ、自分は病気をしたり怪我をしてはいけないんだ」
健康管理を怠って生活していた自分自身を、叱りました。そして、心から感謝の気持ちが持てました。
病気や怪我をした本人と、家族の絆は双方の生きる力になるのだなと、今日の日記から感じました。
長々と失礼しました。
辰也さん
入院されている方が、子どもなのか、親なのか、
ご家族はそれによっても大きな違いがあると
感じたことでした
親は子どもがいくつになっても子を思う気持ちは
変わりません
心配で心配でたまらない、それが痛いほどわかります
辰也さんのお母様もきっとそうであったと思います
「家族の絆は双方の生きる力」この言葉はまさに経験しました
また今度機会がありましたら綴らせていただきますね
いつもコメントありがとうございます
美登里さん
看護師という立場と、患者という立場の両方の視点でお仕事をされている。
素晴らしくも難しいお仕事だと思います。
これからも患者としての立場から、コメント出来るかと思います。
戦争で年金をたくさん頂いておられたであろう方のご家族はもろでした
亮子さん
そうですよね！
お金絡みのことはいろいろありますね～
何時も情景が浮かび、自分と照らし合わせてしまいます。
貴重な経験を端的に伝え素晴らしいです♪
田中さん
ありがとうございます！
長すぎずキュッとまとめ、メッセージ性をもたせる
そんなことを考えながらまとめているので、
そのように評価していただけると嬉しいです！
現場の生の声を聞けてこのシリーズ
大好き❤です。
マリさん
ありがとうございます！
長く続けられるように頑張ります(^^)