真夜中のゼロ…不埒な身体番外編…3

「寒い!!」
　
薄いカシミアの
アウター越しに

イヴの冷たい風が
ゆみんの身体の
体温を奪って行く

ダウンを羽織って
なかった事を
後悔した

空間を抜けた時に
投げ出され
ダメージを
感じなかったが

気づくと
白いカシミアの
肘の当たりが
赤く染まって
いた…

そうだよね
車の前に
飛び出した訳だから
ダメージが
無い訳無いよね

多分…
黒いパンツの
膝もやられてる
ヒリヒリと
痛みがあった

パンツは破れ無いのに
何故!!皮膚が
破れるんだろう？

異世界に
紛れ込んでるのに
何故かそんな
事を考えて

ゆみんはひとり
馬鹿だなって
笑った…

そんなゆみんの
傍らに…

ライトを消して
サイレンも
鳴らさずに

救急車が
止まった…

「えっ!?
ゼロなの？」

白いボディの
上に紫色灯が
配置されている

ゼロ達の様に
特殊な救助を
する救急車
だけのランプの色だ

驚いて見つめる
ゆみん

救急車の
ドアが開いて
男性が降りて来た

「ゆみんさん
ですね？」

男性はゆみんに
言葉をかけた

「はい…
貴方は？」

男性はゆみんに
軽く会釈をして

「私はゼロの
部下の J です」

「ゼロが…
待ってます」

「お迎えに
参りました」

J と名乗った男性は
ゆみんを救急車の
助手席に促すと

運転席に戻り
救急車を走らせた

「ゼロに…
何があったの？」

1番気になった事を
ゆみんは聞いた

「ゆみんさんの
データは記録されてて

ゆみんさんが
現れたら
直ぐに感知する様に
なって居て

此処に送られた時に
直ぐにお迎えは
来ることは可能でした」

ゼロがそう
プログラム
したのだと

ゆみんは
胸が熱くなった

「ゆみんさん
ゼロを救って下さい」

サイレンを
鳴らして無いが
車はスムーズに走り

暫くすると…
前に…ゆみんが
運び込まれた
ゼロの別荘に
到着した

前回…事故で
運び込まれた
ゆみんは
此処でゼロに
硬化した身体を
治して貰った

その時に
トップの利権で
ゆみんと過ごす
為にゼロは
休暇を取った

3日間…
ゼロとゆみんは
濃密な時を
このゼロの
別荘で過ごした

その時に
ゆみんも
ゼロも
お互いを
特別な相手だと
認識した
3日間だった

J はゆみんを
ベッドルームに
案内した

白いベッドには
ゼロが…
横たわっている!!

「ゼロは…
硬化してます」

J はゆみんに
言った

深く瞳を閉じた
ゼロは確かに
硬化していた

ゆみんは

「ゼロ!!」

と叫んで
硬化した
ゼロの身体に
しがみついた

外から来た
ゆみんの
身体よりも
室内にいる
ゼロの身体は
冷たく…感じた

12-24 19:26

※無事にこの物語も
最後迄書くことが
出来ました♪♪ヽ(´▽｀)/

明日のクリスマス迄には
全部♪投稿しますね
ご覧頂けたら嬉しいです

ゆみんとゼロの
不埒な身体は
10月に日記掲載
してます

【注】この物語は2014年12月に
書いた物です

当時のままに掲載
してます

行き当たりばったり
思い付くままに
書いた物語です

当時も今も変わらない
のはいいね❣️とコメント
でモチベーションが
上がる所です

なので読まれた方は
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