イルミネーションが消える時　投稿99❗

この投稿は
創作ストーリーです
( *´艸｀)

博多駅に
クリスマス
マーケットが
設営されて
寒いけど
凄く賑わっている

ホットワインの
カップで指を
暖めながら

私は
れんを見た

「寒いね」

付き合い
始めたばかりの
二人は

まだ何処か
ぎこちない

カップに唇を
寄せて暖かい
ワインを
喉に流し込む

鼻腔にワインの
香りが抜けて
暖かいワインが
身体に染み込む

「寒いね 」

そう言って
れんが肩を
抱いて来た

コートの分厚い
生地を通しても

私の心臓の音が
届きそうで
耳たぶ迄
赤く染まる

私の肩を抱きしめ
れんもホットワインを
口に運ぶ

「上手い」

「うん 美味しいね」

沢山の人が
ひしめいてる

そんな空間なのに
れんとだけの
空気感に
包まれている

「はぅ…」

吐いた息も
ワインの色みたい

白と青で
彩られた
クリスマス
イルミネーション

「今夜はイブ
ほんの少しだけ
恋人達の為に
イルミネーションを
消します」

会場にそんな放送が
流れた

「イルミネーションが
消えてる間は皆さん
少しだけそこに
留まって下さい❗」

「それでは❗
スリー ツー ワン ゼロ❗」

放送のカウントダウンに
合わせて

イルミネーションが
消えた

「ワー❗」

会場に起こる
どよめき

明るい
イルミネーション
が消えると

会場は薄い闇に
包まれた

不意に頬に
れんの指が触れて

唇に唇が
降りて来た

ワインの香りの
KISS

「愛してる」

れんの声が
聞こえた時に
また会場に
イルミネーションが
戻って来た

ほんのつかの間の
薄い闇の中で
れんからの初めての
KISS

明るい煌めきの中
もっと もっと
れんと溶けたく
なった

そんな私の
名前を初めて
れんは呼び捨てに
して

少し照れた
顔で言った

「かのん❣️　ごめん」

「あれでKISSしなかったら怒る」

れんが私の肩を
抱いた

「もう１度消えないかな❗」

そう言って笑った。

イルミネーションは
消えるどころか
一層は煌めいいる。

「そうだね❣️」

私とれんとの
新しい扉を開く
カウントダウンは
今始まったばかり❣️

「酔いそう」

私はれんを見て　
呟いた。

「俺に？」

イルミネーションの
瞬きの中

れんが
優しくKISS
して来た

カウントダウンに寄せて
ちょっとロマンチックな
お話しを掲載❣️

そして、掲載の
カウントダウンは❣️
99❗
(*´▽｀)v❣️

後１つ❗

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