「ポンジ・スキーム」って知ってますか？

知らなかったのは私だけ？

「ポンジ・スキーム」とは
アメリカの天才詐欺師、チャールズ・ポンジから名付けられた。
ポンジ・スキームは、集めた出資金を投資に運用しているように見せかけながら、
実際に運用などはせずに、集めたお金の一部を出資者である顧客に配当する。
顧客は運用利益から配当を受け取っているかのように錯覚する。
しかし、実際には自分が出資したお金の一部を受け取っているだけなのです。
だけど配当金を受け取った顧客は「この業者は信用できる」と信じ込み、
勧誘されるままに追加で出資したりします。
また、既存顧客に配当金を出すだけでは詐欺師側の資金が枯渇していくため、
次々と出資者を勧誘し、新規投資家から集めたお金を使って既存の顧客に配当金を渡す、
という自転車操業で資金を回転させます。
新規顧客を獲得する方法として、
既存顧客に高額の紹介手数料を支払う約束をすることで新規顧客を連れてきてもらう、
という紹介システムを採用しています。

ポンジ・スキームでは、いずれ破綻することを前提にしており
頃合いをみて詐欺師側は逃亡や会社を潰したりします。
ただ、詐欺であるという立証は難しく、信頼を獲得しながら時間をかけて詐欺をするため、
被害者は自分が騙されていることに氣づきにくく、
氣付いたときには詐欺師が逃亡していたり会社がなくなっていたりするケースが多いようです。

ポンジ・スキームの見分け方
★元本保証をうたう
ポンジ・スキームでは、「元本保証」をアピールして出資を募る。
「元本保証」とは投資した金額が全額返ってくることが保証されている仕組みのこと。
元本を保証して資金を集めることは、出資法によって銀行などの金融機関に限定されているため
一般的な投資では元本保証はありえない。
★高利回りを提示
年利30％以上、月利５％以上などの高利回りGA提示されるケースがみられる。
一般的な投資の利回りを提示してもお金が集まらないため。高利回りで勧誘する。
★少額の投資から誘う
始めは少額から出資を募るケースが多くみられる。
「少額だし元本保証で低リスクだから、試しにお金を預けてみるか」
となる。
投資家も最初は慎重でも、始めの数回ほど配当金が支払われると、
完全に詐欺師を信用してしまい、欲が出て出資額を増やすことで被害額が大きくなっていく。
★人を紹介すると高額な手数料がもらえる。
「紹介制度」で顧客を増やしているケースがみられる。
既存顧客が友人や知人を紹介し、その人が出資したら紹介者に手数料が入る仕組み。
顧客は「もうかる商品がある」と信じ込み、
さらに他人を紹介することで高額な手数料が入るメリットにつられてしまう。
顧客は被害者でもあると同時に加害者になり、結果的に被害者の増加に加担することになる。

まとめ
＊ポンジ・スキームは古くからある詐欺の手口。
＊出資したお金を運用には回さずに、投資家への配当に充てる。
＊出資者を増やして自転車操業、最後には逃亡や廃業
＊元本保証、高利回り、少額投資からスタート、高額な紹介手数料で顧客集め。

★詐欺師に渡したお金は簡単には戻ってこない★
★「絶対にもうかる」という話を持ちかけられても安易には乗らない★

今更知っても・・・
という氣持ちにもなるほど似たような話が私の周りにはあります。
知らなかったのですが知らなかったからといって戻っこない可能性が高いものがあります。
詐欺師に加担しない自分でありたいとも思います。
人生幾つになっても勉強ですね。
何事も初めての事、知らないことには自分でしっかり調べてから選択しようと思います。
安易に人を信用したりしない。
自分で責任ある行動を取りたいと思います。
このことも
「あたりまえのことをあたりまえに・・・」ですね。

参考資料
一般社団法人金融リテラシー協会　金融詐欺の一種「ポンジ・スキーム」とは？

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